高速道路&SAPAの旅 68日間
走行距離:17000km
期間:2007年4月-6月
バイク:YAMAHA DSC11
旅ストーリー
きっかけは鉄道漫画「鉄子の旅」だった。この中で日本の鉄道をすべて乗り尽くし、さらに全駅で乗り降りした究極の鉄道旅をした鉄道マニアがいることを知った。これに刺激を受けた僕は「究極のバイク旅」があるとすれば、それはどんな旅か?と考えた。
そこでひらめいたのが、できる限りたくさんの高速道路を走り、その途中にある全てのサービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)に立ち寄り。さらに国道を全て走り、道の駅も全て訪ねるという究極の旅だった。
当時つながりのあった昭文社がSAPAガイドブックを制作、その取材の一端を担うことでまずは高速道路の旅が実現することになった。
2007年4月、中央高速からスタート。関東地方、中部、北陸、東北、北海道などまずは東日本を32日間かけて走り回った。各路線の上下線を走破しながら、途中のSAPAの全てに立ち寄る。毎日の睡眠時間は4時間前後と想像以上にきつい旅となった
5月に一度帰宅。5月下旬からは西日本の旅が始まった。東名高速からスタート。中部、北陸、関西、中国、九州、四国などを順に走破。西日本の高速道を36日間をかけて走破した。
高速道路を毎日300km以上走り、10か所以上SAPAに立ち寄り、ご当地名物を食べる。いろんな意味で目まぐるしい旅となった。沖縄県と首都高などを除く全国の高速道路57ルートの上下線を走破。さらにSAPAは合計で733か所訪ねた。
全国各地で食べた名物グルメ、走りながら眺めた絶景風景など思い出はたくさんあるが、後ろに乗っていた妻がパソコンの入ったザックをSAに置き忘れたのは一番のハプニングだった。走っている途中で気が付き、慌てて次の料金所で反対車線で引き返した。運よく手元に返ってきたが、すべてのデータが入ったPCをなくしたら…想像しただけでも背筋が凍った。
SAPAは個性豊かだった。ニュースでは最新の施設ばかりがクローズアップされるが、北海道にある小さなPAでは音楽がラジカセから流れていたり、トイレを地元の人がお花で飾りつけしていたり、心温まるパーキングにもたくさん出会うことができた。
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