原付で世界一周をした旅行家・藤原かんいちが電動バイクで世界一周へ!

HOME

Story

Message

Passol

Plan

Mail


〜 世 界 の 巨 木 を た ず ね る 〜

 地球で最も大きい生命は巨木であり、また地球で最も長く生き続けている生命も巨木である。そんな生きる地球環境のシンボルである巨木の尊い生命がいま、地球環境の急激な変化によって失われようとしている。その原因は大気や土壌の汚染、地球温暖化、酸性雨、砂漠化等様々だが、その原因の元をつくり出しているのは全て人間であることを知っているだろうか?

 2002年、僕はある本との出会いをきっかけに、日本の巨木をたずねた。巨木探しの旅はまるで地球の宝石を探すような旅だった。この旅で僕は、老人の顔の皺に人間的な深みを感じるように、世紀を越えて生きる巨木には特別な存在感があること。そして元気な巨木に会うと自分の心も元気になることを知った。
 それはきっと同じ人間がいないように、巨木たちの同じでそれぞれが地球上で唯一の存在だからなのだと思う。巨木は同じ地球を共に生きる、かけがえのない仲間なのだ。
 僕のこの巨木をめぐる世界一周の旅を通じて、たくさんの人が巨木に興味を持ち、それが地球環境を考えるきっかけになればこんなに嬉しいことはない。

たずねた世界の巨木たち
  国 名 Photo 木 の 説 明
1 アメリカ レッドウッド国立公園
<樹種 : レッドウッド>

 樹高が何と111m35階ビル相当)もある、世界一高いとされる巨木がいる。
 背の高いレッドウッドの木々の森を歩いていると、なんだか自分たちが小人にでもなったような気がした。
 1本だけ背の高い木があるわけではなく、森の木々全ての背が高いため、その大きさがうまく実感できずにいたが、こんな風に倒れた木を目の前にすると、やはりその大きさに圧倒される。

2004/3/28

2 アメリカ

ヨセミテ国立公園
<樹種 : ジャイアントセコイア>

 アメリカで最も人気が高いとされるヨセミテ国立公園では、ロッククライマー憧れの一枚岩エルキャピタンやハーフドームなど壮大な風景が有名だが、公園南部には、マリポサグローブというジャイアントセコイアの森がある。
 樹齢2700年の「グリズリージャイアント」をはじめ、さまざまな風景を見せてくれるセコイアの森を、ゆっくり探索したい。
 森の奥には、まるでおとぎの国に紛れ込んでしまったような風景があった。
2004/4/15

3 アメリカ キングスキャニオン国立公園
<樹種 : ジャイアントセコイア>

 キングスキャニオン国立公園の飛び地にグラントグローブと呼ばれるジャイアントセコイアの森がある。
 小さなトレッキングコースは、ゆっくり散歩気分で歩くと気持ちいい。
 ここで一番大きいのは「グラント将軍の木」、世界で3番目。

2004/4/20

4 アメリカ セコイア国立公園
<樹種 : ジャイアントセコイア>

 樹高83m、幹周25mの「シャーマン将軍の木」は世界最大と言われている。
 ジャイアントセコイアは、背が高いだけでなく幹も太く、とにかく大きい。根本だけ見ていると、まるで恐竜の足のよう。
 何十年に1回、森林火災が起こることによって、子孫を繁栄しているセコイアの森は、他の木々の森とは違う独特の雰囲気が広がっていた。

2004/4/21

5 アメリカ インヨー国有林
<樹種 : ブリックスコーンパイン>

 「メスーゼラ」は樹齢4700年を越える、世界で最も長く生き続けている木。
 標高3000mを越える山岳地帯では、年間降水量がたった300mmしかなく、木々は雪から水分を得て生きている。
 そんな厳しい条件の中、身の一部を枯らしながら4000年以上も生き続けるこの木々は、一体どんな世界を見てきたのだろう。

2004/5/1

6 アメリカ 化石の森国立公園
<樹種 : アロカリオキシンの化石>

 その昔、この地を恐竜たちが歩き回っていた2億2千年前。ここは木々に覆われた大地だった。
 洪水によって土砂に埋まってしまった木々は、長い年月をかけて化石になった。その後、木を覆っていた土砂が風化して、再び地上に現れることとなる。
 荒涼とした大地に転がる木の化石は、まるで誰かがいたずらで置いていったよう。
 ブルーメサという所では、青白い岩山に囲まれた幻想的な世界が見られる。 
2004/5/26

7 メキシコ トゥーレ村
<樹種 : アウェウェテ>

 「トゥーレの木」は根回りが58m以上もある怪物のような巨木。
 メキシコ南部のオアハカという町からバスに揺られること30分。トゥーレの木は、村の中心にドーンと立っていた。
 その木は、小さな教会に守られ、日の光を浴びながらそびえ立っていた。
 この太い幹が1本の木とはビックリ。

2004/8/21

8 アメリカ
(ハワイ)
モアナルア・ガーデンパーク
<樹種 : モンキーポット>

 「この木何の木気になる木…」のCMで有名な巨木。
 緑の芝の気持ちのいい公園内には、何本ものモンキーポットの木が気持ちよさそうに枝を広げていた。
 もう盛りは終わってしまっていたが、ピンク色の小さな花も咲いていた。

2004/8/26

9 オーストラリア グロウセスタツリー
<樹種 : カリー>

 西オーストラリア、パースの南部には、所々でカリーの森が残っていて、ペンパートンという町の周辺には、登ることのできる3本の巨木がある。なんでも、この木々達は、もともと火事を監視するための火の見櫓として使われていたらしい。
 かんいちは、高所恐怖症のはずなのに、2本の巨木に登り切り、頂上からの景色を楽しんだ。見た目は細くて頼りない木なのだが、上まで登ってもびくともせず、ほとんど揺れることもなくしっかりと大地立っている。

2004/11/27

10 オーストラリア ツリートップウォーク

 オーストラリアでは、ツリートップウォークと呼ばれる、森の上部につくられた遊歩道から、森を見下ろすことができる施設があちこちにある。
 私達は、ワルポール・ノーナラップ国立公園にあるツリートップウォークに行った。ここでは、カリーやテングルの森を空中散歩することができる。しかし、この空中遊歩道、支柱が華奢なため、けっこう揺れて恐い。
 いつもと違う所から森を眺められるのは、なかなか楽しいが、隣接するウォーキングトラックでは、普通に森を歩いて木々に会うことができ、やっぱりこっちの方が落ち着いていいかも…。

2004/11/28

11 ニュージーランド ワイポウア・カウリ・フォレスト
<樹種 : カウリ>

 ニュージーランド最大のカウリの木は、「タネ・マフタ(森の神様)」と呼ばれている。
 ニュジーランド北部には、多くのカウリの巨木が残っているが、この木は、他の木とは違って、やや白い木肌をしている。どこか屋久島の「縄文杉」に似ていた。
 メインルートからアクセスしやすいため、通りには何台もの観光バスが止まり、大勢の観光客が木に会いに来ていた。

2005/2/8

12 ニュージーランド ポウアカニ・トタラ・ウォーク
<樹種 : トタラ>

 ニュージーランド最大のトタラの木は、小さな森の奥にひっそりと残っていた。なんだかみんなに忘れ去られているように、木々に隠れていて、淋しい感じがしたが、穏やかなオーラのある木だ。
 トタラの木は、マオリの人々が木彫りの彫刻や木工の材料として古くから利用していた木。

2005/2/13

13 オーストラリア ビッグツリー
<樹種 : ユーカリ>

 タスマニア島の北西部に残るこの巨木は、「ビッグツリー」と呼ばれ、アニメーション映画「天空の城ラピュタ」に出てくる木のモデルとも言われている。(事実ではない)
 それよりも私達は、樹齢400歳のこの木のごつごつした木肌に、恐竜を思い起こさせられた。とても力強い木です。

2004/8/26

14 フランス オークの礼拝堂
<樹種 : オーク>

 Allouvilleという町に「礼拝堂になった木」があるという情報しかなく、地名だけを頼りに地図で探し、会いに行った。
 本当にその町に木があるのか半信半疑だったので、小さな町にひっそりと建っているのを見つけたときは、本当に嬉しかった。
 巨木の内部が礼拝堂になっていて、1階にはマリア様、2階にはキリスト像が飾られている。今でもちゃんと青々とした葉を付けて元気なのは、町のみんなから愛されているからだろうか、木の周りにはたくさんの花が飾られていた。

2005/7/6

15 イギリス Tandridge教会のイチイの木
<樹種 : イチイ>

 ロンドン郊外の小さなな村の小さな教会の墓地の横に静かに立っているイチイの巨木。イチイの常緑の葉は不死や復活を表すため、昔から教会にあることが多いそう。
 この木は、見る方向によってさまざまな表情があり、私は、鳥が羽を広げようとしているように見える、この方向からの表情が一番お気に入り。

2005/7/11

16 イギリス Crowhurst教会のイチイの木
<樹種 : イチイ>

 やはりロンドン郊外の教会の敷地内あるイチイの巨木。
 この木には扉が取り付けられていて、なんだかおとぎ話の世界に迷い込んでしまったような不思議な雰囲気がある。
 昔、悪いことをすると「教会の木に閉じこめるわよ!!」と、お母さんに言われ、村の子供達に恐れられていたそう。そして、そんな木は今もみんなに愛されている。

2005/7/11

17 南アフリカ Big Tree
<樹種 : イエローウッド>

 ルートを考えながら地図を見ていたとき、Big Treeという文字を発見、行ってみることにした。
2006/3/13

18 南アフリカ Big Tree
<樹種 : イエローウッド>

 走っている途中、Big Treeの看板を発見し、行ってみた。
2006/3/15

19 南アフリカ Glant Boababu
<樹種 : バオバブ>

 メインルートから3.5kmダートを走っていくと、そのバオバブの木がひっそりと立っている場所にたどり着く。
 そこは静かで穏やかで美しい場所。何時間でもそこでのんびりしていたくなるような、優しいパワーを持つ木だ。
 木には中に入れる空洞や、上に登れるはしごがあったり、横には他の木から吊されたブランコがあり、童心に戻れる。

2006/4/26

20 南アフリカ Glant Baobabu
<樹種 : バオバブ>

 バオバブの木を中心に遊べる場所になっている珍しい場所。
 バオバブの周りの緑の芝では家族連れがお弁当を広げ、すぐ横にはテント式の宿泊施設があり、自分のテントを張って泊まることもできる。そして、その向こうでは大人たちが四輪バギーで遊んでいた。
 樹齢6000年(?)とも言われるこのバオバブの大木は、今のこの環境を楽しんでいるのだろうか…。

2006/4/27

21 南アフリカ Big Tree
<樹種 : バオバブ>

 Tshipiseにあるキャンプ場に荷物を置いて、空身のパッソルとマジェで40kmのダートを走ってバオバブに会いに行った。小さな集落を繋ぐその道は、コルゲーションと深砂のかなりハードな道。
 やっとの思いでたどり着いたそこには、世界一太いバオバブの木が静かに生きていた。

2006/5/2

22 マダガスカル バオバブアベニュー
<樹種 : バオバブ>

 マダガスカルは世界にあるバオバブ12種のうち8種が生息しているバオバブの原産地。その中でもここバオバブアベニューと呼ばれている場所が一番有名なところ。
 特に夕陽の沈む頃には、アベニューに並ぶバオバブの木々が赤く色づいてとても綺麗。忘れられない風景です。
2006/7/30

23 マダガスカル 愛し合うバオバブ
<樹種 : バオバブ>

 バオバブアベニューからさらに数キロダートを走っていくと、アベニューにあるバオバブとは種類の違うバオバブが生息している場所がある。
 そこにある1本のバオバブは、二本の幹が絡み合っている不思議な木。どうしてこの木だけこんなふうに変形しているのか、それは謎です。
2006/7/30

24 ギリシャ ヒポクラテスの木
<樹種 : プラタナス>

 ヒポクラテスは晩年、ギリシャ本土からエーゲ海に浮かぶ故郷のコス島に帰り、プラタナスの木陰で弟子たちに医の道を説いたと伝えられる。そのプラタナスがヒポクラテスの木として親しまれるようになり、欧州で最も神聖な木ともいわれている。
 今はすっかり老木となってしまい、あちこち支えられてやっと立っているという感じ。樹齢3000年以上だそうだ。
2006/9/14

25 イラン 糸杉
<樹種 : 糸杉>

 ヤスドという町のネットカフェに行ったとき、壁に貼られたポスターに巨木を発見。オーナーに聞いてみると、150km程離れた町にその木があることがわかった。
 1日滞在を延ばし、マジェにタンデムで行ってみると、乾燥した大地の先にある小さな町のはずれに、こんもりとした葉を付けたその木があった。
 まわりを生け垣で囲んで、きれいに手入れされ、町の人々に愛されているのがわかる。樹齢4500年というのはあやしいが、なかなかいい木だった。

2007/10/8

26 インド 菩提樹
<樹種 : 菩提樹>

 ブッダガヤのマハーボーディー寺院にある、この木の下でブッダは悟りを開いたと言われている。ここは仏教徒にとって最高の聖地。
 もとの木は仏教の弾圧によって切られてしまったそうだが、今の菩提樹は、最初の木の挿し木から育っていたスリランカの菩提樹から、再び挿し木をして育っている三代目。
 寺院と菩提樹には、途切れることなく多くの仏教徒達が訪れていた。
2007/12/22

27 インド バニヤン
<樹種 : バニヤン>

 コルカタの郊外にある植物園には、250年前に1本の木から枝分かれし、枝の数が2000本以上もあるというバニヤンの木があった。
 広大な敷地には、ちょっと裕福なインド人がのんびりしていた。ここは、入場料がかかるので人も少なく静か。
 それにしても、どう見てもとても1本の木とは思えない。
2007/12/28

28 タイ グレートツリー
<樹種 : モンキーポット>

 戦場に架ける橋の舞台となったカンチャナブリーの町の郊外に、グレートツリーと呼ばれる巨木があると知って、行ってみた。
 軍の施設の敷地を入っていくと、その先の小さな集落の中に、大きく枝を広げたその木が立っていた。
2008/3/18

29 タイ 菩提樹
<樹種 : 菩提樹>

 アユタヤには、仏像の頭部を覆うように枝が伸びる「神聖の木」が存在する。
 その昔、ここはアユタヤ王国の王都として栄えていたが、ビルマとの戦争でその大半を破壊されてしまった。
 長い年月をかけて、破壊された仏像の頭部を木が包み込み、そのまま成長していったものと思われる。それにしても、なんとも穏やかなお顔である。
2008/3/21

30 カンボジア スポアン
<樹種 : スポアン>

 アンコール遺跡群の中のタ・プローム寺院では、遺跡が発掘されたときの雰囲気を残すように、ワット遺跡に絡みつく木がそのまま生きている。
 遺跡を飲み込もうかという勢いで伸びる木の姿は、どんな芸術家でも作ることができない、自然の美術品だ。
2008/4/2

31 台湾 紅檜
<樹種 : 紅檜>

 阿里山。
2008/4/8

 

32 台湾 紅檜
<樹種 : 紅檜>

 拉拉山。
2008/4/10

33 日本 薫蓋樟
 (大阪府門真市)

<樹種 : クスノキ>

 小さな三嶋神社の奥に、青々とした葉を広げた巨木が立っていた。樹齢1000年と言われるその木の根本には大きなこぶがあり、どっしりとした風格がある。
 「日本の巨樹・巨木林」で大阪府最大の木に認定。「大阪府みどりの百選」では、人気ナンバーワンとのこと。
2008/5/11

34 日本 清田の大クス
 (愛知県蒲郡市)

<樹種 : クス>

 ミカン畑の奥にどーんと大きな木が立っていた。実はこの辺は、その昔、クスの樹海だったそうだが、土地を農地などにするために、次々に木が切られ、今ではこの一本しか残っていないそう。
 木の近くに住んでいる方とお話しすることができた。木は、四季折々違う顔を見せてくれるそうだが、私たちが見た春の顔が一番おすすめとのこと。
2008/5/15

35 日本 三嶋大社のキンモクセイ
 (静岡県三島市)

<樹種 : ウスギモクセイ>

 三嶋大社の広い境内の一角に、その木は立っている。
 遠くから見ると一本の木とは思えない程こんもりとしているのだが、近くで見るとあちこちが添え木で支えられ、痛々しい感じがする。
 9月と10月に二度花が咲き、風向きによっては10キロも離れたところまで、花の匂いがしてくるのだとか。
2008/5/21 

36 日本 来宮神社の大クス
 (静岡県熱海市)

<樹種 : クス>

 境内の奥にどっしりと立っている巨木。台風の影響で、幹の一部が失われてしまったが、それでも葉は青々として見事。
 この木を一回りすると、寿命が1年延びると言われている。
 日本の三大クスのひとつでもある。
2008/5/22

37 日本 城願寺のビャクシン
 (神奈川県湯河原市)

<樹種 : ビャクシン>

 住宅地の奥にある石段を登っていくと、その横にぐぐぐーと、その身をよじった巨木が立っていた。それでも樹勢は盛んで、相模湾を見渡す場所で、気持ちよさそうにしていた。 
2008/5/22

38 日本 早川のビランジュ
 (神奈川県小田原市)

<樹種 : ビランジュ>

 住宅地の裏山を登っていき、高架になっている有料道路をくぐると、その森の中に真っ赤な木肌の巨木がそびえ立っていた。その木の横には青々とした竹林があり、その色のコントラストがすごい、とても個性的な木だ。
 本来、ビランジュは暖地の海岸沿いに多い樹木で、この木が北限ではないかと言われている。
2008/5/23

CopyRight (C)  2003 Kanichi & Hiroko Fujiwara All Rights Reserved.
掲載内容の無断転用、転載はご遠慮ください